宝塚映画製作所

開催概要

町の人からも映画ファンからも愛される映画祭

今年のテーマは、「宝塚映画の歴史を掘り起こし、再発見し、未来へ繋ぐ」

屋内スタジオとして東洋一の規模を誇り、日本映画黄金期の一翼を担い、阪神大震災の直前までテレビ映画の制作を続けていた「宝塚映画製作所」の遺産を次代に伝える「宝塚映画祭」は、シネ・ピピアを主会場とし、2000年に始まった。前年からのプレイベントを含めると、この16年間に、八千草薫・浜美枝・淡島千景・寿美花代といった女優陣、男優では小林桂樹、監督の大森一樹・田中光敏・若松孝二・小林政広…、名カメラマンだった岡崎宏三、詩人の杉山平一、小説家の田辺聖子・藤本義一といった人々が出演してくれた。その多くが宝塚の撮影所で仕事をした経歴をもつ。

昔は阪神間の街々でよくロケが行われていた。私にも宝塚映画のロケ風景を西宮北口で見た子供時代の思い出がある。先年、話題を呼んだ『阪急電車』でも、阪急今津線とその沿線、宝塚ホテルなどがロケ地となって地元市民がエキストラ出演した。

そんな宝塚発の映画の復活をめざし、シナリオ・センター大阪校とシネ・ピピアと宝塚映画祭実行委員会のコラボによる短編映画『グランフェッテ』のクライマックスシーンが宝塚ソリオホールで収録された(8月16日)。同ホールにバレエ鑑賞のため訪れた観客の役に市民エキストラを募集したところ、猛暑のお盆の時期にもかかわらず客席はあらかた埋まった。神戸舞踊コンクール等で受賞歴をもつバレリーナの田中伶奈さんが主演を務めた『グランフェッテ』は、11月6日(日)、中之島の大阪市中央公会堂で初披露された後、第17回宝塚映画祭(11月19〜25日)で上映される。

今年の映画祭では、高峰秀子(7回忌)の主演した『放浪記』、山崎豊子(没後3年)原作の『暖簾』や『花のれん』、今年なくなった三代目桂春團治を追悼する『世にも面白い男の一生 桂春団治』(森繁久彌主演)、渥美清没後20年として『父子草』と『風来忍法帳』、有島一郎生誕百年『大笑い江戸っ子祭』などを上演する。
いずれも宝塚映画製作所で撮られた懐かしい作品ばかりである。名優・渥美清といえば寅さんしか知らない世代も多い中、宝塚で撮られた彼の映画は貴重なものである。そうした邦画はなやかなりし時代の息吹を感じ取っていただきたいと願っている。

宝塚市出身のプロデュサー、東野正剛氏から提案のあった「ショートショートフィルムフェスティバル」からも2プログラムほど、また同時期にシネマ ① で「聖(さとし)の青春」を公開することもあり、将棋を題材にした名作映画の上演も予定している。

ぜひシネ・ピピアへお越しください。

 

今年もぜひ、私たちと一緒に宝塚映画祭を心ゆくまで楽しんでください。

正式名称

第十七回宝塚映画祭/Takarazuka Cinema Festival 2016

会期

2016年11月19日(土)〜11月25日(金)

主催

宝塚映画祭実行委員会

共催

宝塚市、公益財団法人 宝塚市文化財団

協賛

鹿島建設、関西都市居住サービス

助成

芸術文化振興基金助成事業 芸術文化振興基金助成事業

協力

ショートショートフィルムフェスティバル&アジア ショートショートフィルムフェスティバル&アジア蒲田映画祭 蒲田映画祭

あさひ高速印刷、アート・スクエア、シネ・ピピア、すみれ座、エフエム宝塚、STUDIO KANON、デザインワークス・オンサイド、フォリオ

 

協賛企業・協賛団体

 

多くの企業・団体・個人の皆さまから協賛金のご協力をいただきました。
宝塚映画祭実行委員会一同、心より感謝申し上げます。(50音順・敬称略)