第18回 宝塚映画祭
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上映作品
轟夕起子大特集/生誕100年・没後50年>>
「窓から飛び出せ」「才女気質」「洲崎パラダイス赤信号」「限りなき前進」「久遠の笑顔」
宝塚映画名作選/小林一三没後60年>>
「小早川家の秋」「大菩薩峠」「ロマンス祭」「恋すがた狐御殿」
宝塚が舞台の映画>>
「誘拐報道」
夏目漱石・生誕150年>>
「こころ」
山田五十鈴生誕100年>>
「流れる」

轟夕起子大特集~生誕100年・没後50年~

窓から飛び出せ

88分〔白黒〕/1950年 
原作:大日 方伝、
監督:島 耕二
脚本:島 耕二、山崎 謙太
出演:大日方 伝、轟 夕起子、小林 桂樹、香川 京子、杉 狂児

往年の映画スター大日方 伝(おびなたでん)の企画によるハート・ウォーミング映画。大日方と轟夕起子は大家族を切り盛りする明るい夫婦で、一家には笑いが絶えない。そんな一家の隣人の香川京子は新興宗教にはまる母と負傷した弟を抱え、辛い毎日を送っていた。長らく関西では上映されなかったレア作品。お見逃しなく!

シネトーク 山口博哉氏 11/03(祝)

映画監督 島耕二

10分〔カラー〕/1987年 DVD上映
監修・選曲:片山明彦
制作・撮影:馬場良秀

『窓から飛び出せ』の監督島耕二の最晩年を記録した10分の映画。息子で俳優の片山明彦が監修し、その弟子馬場良秀が撮影を担当した。島が亡くなる年の元旦から撮影を開始。野良猫と戯れ、庭いじりや女子大生との会話を楽しむ島の日常が微笑ましく描かれている。関西での上映は初となる貴重な記録映画。

窓から飛び出せ

78分〔白黒〕/1937年 東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
原作:小津 安二郎
監督:内田 吐夢
脚本:八木 保太郎
出演:小杉 勇、轟 夕起子、江川 宇礼雄、瀧花 久子、片山 明彦

誠実で小心な老サラリーマンがマイホーム完成の目前、インフレや定年制導入で夢が崩壊し、次第に正気を失ってゆく。小津、八木、内田の天才3人が結集した、日本映画史上最高傑作の一本。発狂する父とは対照的に、ゴム毬のように健康的な娘を演じた轟夕起子が素晴らしい。今回の特集上映中、最も古い轟の出演映画である。

久遠の笑顔

85分〔白黒〕/1942年 
原作:菊田 一夫
監督:渡辺 邦男
脚本:八田 尚之
出演:古川 緑波、轟 夕起子、高杉 妙子、菅井 一郎、月田 一郎、藤田 進、田中 春男

東宝演劇を支えた菊田一夫の戯曲を、喜劇王ロッパの主演で映画化。現代化の波が押し寄せる大阪の薬問屋を舞台に、老舗を守るため政略結婚を進んで受け入れる姉と、それに反発する妹の葛藤を描く。大阪の有名な薬問屋街・道修町の戦前の風俗が興味深い。
スクリーンでの上映は75年ぶりという、今回の映画祭の超目玉作品。

洲崎パラダイス 赤信号

81分〔白黒〕/1956年 
原作:芝木 好子
監督:川島 雄三
脚本:井手 俊郎、寺田 信義
出演:新珠 三千代、三橋 達也、轟 夕起子、芦川 いづみ、 河津 清三郎、小沢 昭一

東京の歓楽街の洲崎パラダイス、訳ありな人々が小さな飲み屋に今夜も集う。夫が若い情婦と蒸発している女将、駆落ち中の若い男女、
それを口説く中年社長…。映画ファンの間では川島雄三の最高 傑作とも評される、辛口の人間ドラマ。当時38才だった轟夕起子の 円熟した演技や、汚れ役に初挑戦した新珠三千代の熱演は必見。

才女気質

87分〔白黒〕/1959年 
原作:田口 竹男
監督:中平 康
脚本:新藤 兼人
出演:轟 夕起子、大坂 志郎、長門 裕之、吉行 和子、中原 早苗、葉山 良二

京都の表具屋(ひょうぐや)を舞台に、夫を尻に敷くシッカリ者の女房が、一家の繁栄を願いつつも、強情な性格が原因でトラブル続出。 息子夫婦たちと和解なるか!? 和服に草履といういでたちで京の 町をシャカシャカ歩き回る轟夕起子は、喜劇女優としての真価を 発揮。当時、名作を連打していた中平康監督にとっても最高傑作の1本である。

宝塚映画名作選~小林一三没後60年~

小早川家の秋

103分(カラー)/1961年
監督:小津 安二郎
脚本:小津 安二郎、野田 高梧
出演:中村 鴈治郎、原 節子、森繁 久彌、司 葉子、新珠 三千代、小林 桂樹、浪花 千栄子、杉村 春子 笠 智衆

松竹を拠点にしてきた小津安二郎が東宝(製作は宝塚映画)で監督した唯一の作品。造り酒屋を舞台とするホームドラマで、阪急十三駅などでロケが行われた。小林桂樹・新珠三千代・司葉子・中村鴈治郎(二代目)らが演じる大家族に、宝田明・原節子・杉村春子・浪花千栄子・森繁久彌・加東大介ら豪華な俳優陣を配した。

シネトーク 田邉皓一氏 10/28(土)

大菩薩峠

120分(白黒)/1966年
原作:中里 介山
監督:岡本 喜八
脚本:橋本 忍
出演:仲代 達矢、三船 敏郎、新珠 三千代、加山 雄三、中丸 忠雄、佐藤 慶、西村 晃、田中 邦衛

ニヒルな悪役(剣道の試合で勝ちを夫に譲ってくれと頼む人妻を抱きながら、試合で夫を殺してしまう)机竜之介を仲代達矢が、殺される若武者を加山雄三が、その後も机と行動を共にする妻を新珠三千代が演ずる。岡本喜八監督の作品を米国で集中上映した際、観客に支持された。

シネトーク 辻井康一氏 10/29(日)

ロマンス祭

104分(カラー)/1958年
監督:杉江 敏男
脚本:須崎 勝弥
出演:江利 チエミ、雪村 いづみ、山田 真二、有島 一郎、小泉 博、宝田 明、フランキー 堺、フランク 永井

宝塚映画が得意とする音楽喜劇の傑作。中華料理店で働くチエミは、トランペット奏者の有島一郎に才能を見出され、ジャズ歌手としてデビューする。人気絶頂の江利チエミ、雪村いづみ、山田真二、フランク永井、宝田明による華麗なミュージカル・ナンバーは「ラ・ラ・ランド」のよう。花菱アチャコ、柳家金語楼、三木のり平、大村崑など、芸達者なコメディアンが脇を固める。

恋すがた狐御殿

89分(白黒)/1956年
原作:北条 秀司
監督:中川 信夫
脚本:笠原 良三
出演:美空 ひばり、中村 扇雀、扇 千景、沖 諒太郎、川田 晴久、山茶花 究

神戸で学生時代を過ごした中川監督(1905~1984)の作品。「怪談映画の巨匠」による幻想的な娯楽映画。当時人気絶頂の美空ひばりと中村扇雀(現坂田藤十郎)のラブロマンス。足利末期に妻(美空)を亡くしたばかりの若い笛師(中村)が子狐を助ける。その後、笛師は森の中で少女と出会い…

シネトーク 髙野昭二氏 10/29(日)

宝塚が舞台の映画

誘拐報道

134分(カラー)/東映/1982年
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品 
原作:読売新聞大阪本社社会部
監督:伊藤 俊也
脚本:松田 寛夫
出演:萩原 健一、小柳 ルミ子、秋吉 久美子、三波 伸介、宅麻 伸、平 幹二朗、丹波 哲郎、高橋 かおり 伊東 四朗

1980年に発生した宝塚学童誘拐事件を追った読売新聞社会部編のドキュメントを伊藤俊也監督が映画化。犯人とその家族、被害者家族、警察と報道関係者それぞれの姿を通して人の愚かさ、危うい正義感、優しさが感動的に描かれる。萩原健一の鬼気迫る演技は圧巻。今回フィルムセンタ。ーの特別許可で上映実現。

シネトーク 野村 純一氏 10/28(土)

夏目漱石生誕150年

夏目漱石のこころ

122分(白黒)/日活/1955年
原作:夏目 漱石 
監督:市川 崑
脚本:猪俣 勝人、長谷部 慶治 
出演:森 雅之、新珠 三千代、三橋 達也、安井 昌二、北林 谷栄、田村 秋子、奈良岡 朋子

市川崑が、漱石の名作を忠実に映像化。徹底した時代考証で、明治の暮らしを再現する。森雅之が、厭世的な高等遊民の雰囲気を醸し出し適役。宝塚を退団したばかりの新珠が、可憐な下宿の娘から人妻までを艶やかに演じる。新珠三千代という芸名は、漱石の「それから」のヒロイン三千代にちなんで付けられた。

山田五十鈴生誕100年

流れる

117分(白黒)/東宝/1956年
原作:幸田 文
監督:成瀬 巳喜男
脚本:田中 澄江 井手 俊郎
出演:山田 五十鈴、杉村 春子、田中 絹代、栗島 すみ子、高峰 秀子、岡田 茉莉子、宮口 精二、加東 大介、中村 伸郎、仲谷 昇

幸田文の自伝的小説を原作に、華やかな花柳界と芸者置屋という裏舞台を描き出す。色町の一角にある置屋「つたの屋」。山田五十鈴が仕切り、新人女中の田中絹代が花を添え、時代に「流れる」女の園では、それでも変わらない日常がある。女性を描く天才、成瀬の真骨頂であり、高峰秀子、岡田茉莉子、杉村春子らが脇を固める。

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